異動で選んだ社内SEの仕事 現場の課題解決にシステムができること

田村 孝一 × 梅津 大亮

社内SE

パーソルクロステクノロジーでは、それぞれのキャリア・経験をもった社員が社内SEとして働いています。そのキャリアは、システム開発会社に勤めていた社員だけでなく、パーソルグループ内の別企業に勤めていた経歴や、パーソルグループ内でシステム開発とは関わりの薄い部門にいた経歴など、さまざまなものがあります。

今回は、そんな十人十色のキャリアのなかでも、グループ会社や他の部門などから異動して、パーソルクロステクノロジーの社内SEとなった社員に注目。彼らが現職に異動を決めるきっかけになったのは、どんなことだったのでしょうか。また、今の仕事にどんな魅力を感じて、働いているのでしょうか。

今の働き方で気に入っていることや、異動を経て変化したことを、社内SEとして活躍する2人に聞きました。

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田村 孝一

2023年入社。SIerやコンサルティングファーム勤務の後、社内SEとしてグループ会社であるパーソルキャリアに入社。
同社を経て、異動でパーソルクロステクノロジーへ。

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梅津 大亮

2005年入社。旧インテリジェンス社で営業とキャリアアドバイザーを経験した後、社内SE職に異動。
その後、パーソルグループ内での転籍を経て現職。

望む仕事環境を求めて、別職種やグループ会社から現職に

——お二人が社内SEとして、現在ご担当されているお仕事について教えてください。

田村:私はインフラグループで、3つのプロジェクトを兼務しています。

ゼロトラスト(社内外のネットワークからのアクセスすべてに対して安全性を検証し、情報資産を守ること)環境でのネットワーク構築、保有しているデータセンターの廃止に伴う基幹システムのクラウド移行、そしてサーバーワークス社とのジョイントベンチャー立ち上げに伴うインフラ構築です。

梅津:私は、業務システムの導入や運用支援を担当しています。メインの業務としては、営業支援システムとして利用しているセールスフォース(SFA)の保守やユーザーサポートなどでしょうか。その他、田村さんと同じようにいくつかのプロジェクトも担当しています。

——お二人は、社内SEになるまでにどういったキャリアを歩まれてきたのでしょうか。

田村:私はずっとIT業界でキャリアを歩んできており、システム開発会社やコンサルティングファーム、製品ベンダーを経て、パーソルクロステクノロジーのグループ会社であるパーソルキャリアに社内SEとして入社しました。

ベンダーから社内SEを志望したのは、視点を変えてユーザー側から関わりたいと考えたからです。それまでのキャリアでシステム構築の全体像を把握できたので、今度は事業会社の中でSEとして、顧客の要望に沿うのではなく自分で企画を考えて提案し形にする仕事ができるだろうとの期待がありました。

パーソルキャリアでは現在と同じシステムの企画職として、インフラ構築や社内の情報セキュリティ規定の策定などを担当しました。その後、グループ内のキャリアチャレンジ制度を使って2023年1月にパーソルクロステクノロジーに異動し、今に至ります。

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梅津:私は新卒でインテリジェンス(現・パーソルキャリア)に入社 し、営業やキャリアアドバイザー職を経て、入社7年目に上司からの推薦で社内SEへ職種転換しました。その後、社内SEとしてパーソルグループ内で転籍をして、パーソルクロステクノロジー勤務となりました。

田村:「キャリアアドバイザーから社内SE」というのは、かなり思い切った職種転換だと思います。推薦を受け入れたのはどうしてですか?

梅津:実は、キャリアアドバイザー時代に新しい基幹システムの導入に携わったことがあります。その経験を経て社内SEの仕事が自分に向いているかも、と思ったことと、新しいチャレンジがしたくなったことが大きな理由です。

社内のシステムに携わるにあたっても、キャリアアドバイザーや営業といった現場の仕事をやってきた経験など、会社の業務を広く理解していることが自分の強みになると考えました。このままキャリアアドバイザーの経験を積み、専門性を磨いていく選択肢もありましたが、異動の話をもらった際はすぐに受諾しました。

——田村さんがパーソルグループ内で異動を決めたのはどうしてだったのでしょうか。

田村:社内全体を見渡せる規模の組織で仕事をしたいと思ったのがきっかけです。パーソルキャリアは大きな会社で、本社機能だけでなく各事業部内にもIT部門があります。その中で私は、本社機能のインフラ担当として全社を横串で見ながら、各事業部で業務アプリケーションを運用するIT部門のメンバーとコミュニケーションを取る役割でした。

インフラを担当しているとはいえ、ユーザーが利用する業務アプリケーションを理解しなければ最善の仕事はできないと思っています。そのため、ユーザーである現場社員との接点をもっとつくりたかったのですが、組織体制上、それが難しいことに悩みを抱えていました。各事業部のIT部門を介して業務アプリケーションについて知ることはできますが、私としては、ユーザーと直接話し合いながら最適解を皆で考える環境を望んでいたのです。

また、それまでに大規模なクラウド移行のプロジェクト経験もしたので、「そろそろ新天地で次のチャレンジをするタイミングなのかもしれない」とも考えていました。そこで、パーソルクロステクノロジーへの異動希望を出しました。

「目的とゴールだけが提示される」環境で、裁量をもって働く

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——パーソルクロステクノロジーの社内SEの仕事には、どんな特徴があると思いますか?

梅津:個人がとても広い裁量を持っていることでしょうか。例えば、新しいプロジェクトが立ち上がった際、私たちの元に来る依頼では「目的とゴール」が示されるのみ。そのやり方が細かく指示されることはほとんどなく、課題解決のプロセスや手段までを自分たちで決めることがほとんどです。

大変に感じることもありますが業務分析や要件定義、予算計画など、目的に向かって物事をどのように進めていくかを自分で考えるので、常に新しいチャレンジができていると思っています。

田村:そうですね。仕事をするうえでの「自由度の高さ」は常に感じています。私が現在携わっているネットワーク構築プロジェクトも、解決したい課題とゼロトラストを実現することだけが決まった状態でアサインされ、その後のプランニングから実行まで全面的に任せてもらっている状況です。

プロジェクト予算のことも、バックオフィス部門だからといって一概にコストカットを目指すのではなく、投資に見合ったメリットが期待できると判断されれば承認してもらえる。社内SEの働き方として、この自由度はもしかしたら当たり前ではないかもしれませんね。

——異動後、それぞれの業務内容や働き方に変化はありましたか?

田村:システム面で課題を抱えるユーザーと直接コミュニケーションする機会が持てるようになりました。私たちの仕事にとってユーザーとは「パーソルクロステクノロジーの業務部門の社員」のことなのですが、より現場に近い環境で、ユーザーの課題解決に携われるようになったと思っています。

梅津:ユーザーの生の声を聞けるのは、やはり嬉しいものですよね。

田村:さまざまな要望を聞き、ITで実現できることと難しいことを話し合いながら解決に導けるので、自分が望んでいた環境で仕事ができている実感があります。梅津さんはいかがですか?

梅津:自分にあった働き方ができるようになって、仕事とプライベートのバランスが取りやすくなったと思います。営業部門のような、月ごとに立てた目標へ向けてがんばるような働き方ではなく、3カ月や半年という少し長いタームで目標を立て、その達成に向けてがんばる今の働き方のほうが私には合っているのかな、と。とても忙しい時期もありますが、仕事のペースを自分で調整しやすいですから。

仕事の調整がつけば、家庭の事情などでリモートワークに切り替えることも可能です。こうした柔軟な働き方ができるのは、裁量をもたせてもらえるからこそ実現できることなので、ありがたいと思っています。

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現場の業務改善に関わり、様々な課題に向かえることが喜び

——今の仕事のやりがいや、気に入っている点を教えてください。

梅津:常に、新鮮な気持ちで仕事に取り組める環境であることはとてもうれしいですね。社内SEの仕事は、大きく「システム導入支援」と呼ばれるような仕事でも、その目的や内容が異なっていたり、「今回はAIの導入をしよう」のようにプロジェクトに個別のテーマが設定されることもあったりと、中身とやることが大きく変わります。

一般的に、会社で生まれる課題はほとんどがITを導入しないと解決できないものばかりです。会社の課題や経営上の優先順位によって、プロジェクトでの動き方や必要な知識が変わるので……。長く働いていても全く“飽き”が来ないのが、私としてはとてもうれしいです(笑)

田村:梅津さんは、「常に新鮮な体験ができること」を仕事で大事にされているんですね。

梅津:そうですね。キャリアアドバイザーから社内SEに職種転換したときも「新しい仕事ができて、おもしろそう」というのが大きな理由でしたから。田村さんはいかがですか?

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田村:私は、業務部門との距離が近くなったことで「自分の言葉で話す」ことの大切さをあらためて感じるようになりました。現場に出ている業務部門の社員と直接話をすると、間接的に課題を吸い上げたときには聞けないような、生々しい現場の課題を知ることができます。

そういった話を受けて、「これはシステムで解決するのは難しいです」「こういった解決方法はどうですか?」と自分の言葉で会話すれば、その課題意識だけでなく、課題や解決策に対する温度感まで相手と共有できる。現場とのコミュニケーションは大変ですが、今後より力を入れて取り組んでいきたい部分です。

——どのようなときに、自分が成長できている実感がありますか。

田村:異動してから、機電(ものづくり)系のインフラやシステムに関わる場面が出てきており、経験の幅が広がっていることを感じます。

2023年1月にパーソルグループ内3社の合併によって、パーソルクロステクノロジーで機電系の事業も手がける体制になりました。機電系のエンジニアから、たとえば3DCADを使った仕事とそのために必要な環境など、詳しい業務内容を聞きながらITの企画を考えています。

梅津:私は、スキルとマインドの両面で成長させられることばかりです。プロジェクトごとにITのスキルが磨かれていくことはもちろん、どのような状況でも「物事を前に進めよう」とする精神力が身についたかな、と。私としては、肌感覚を含め業務を深く理解しているという強みをもちながら、学びを得て成長できていることに感謝しています。

会社の裏方として、全社視点で最適解を考えられる社内SEへ

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——今後チャレンジしたいことや、キャリアの展望をお聞かせください。

田村:私は、パーソルクロステクノロジーに異動してから日が浅いことと、インフラを担当していることもあり、業務アプリケーションへの理解がまだまだ不十分だと思っています。今後はアプリケーションをもっと深く知り、仕事でも関わっていけるとうれしいです。

また、社内にはアナログな業務がまだ多く残っており、個々人の努力で運用が成り立っている側面があると感じます。それを改善していく中で、社内SEがやるべき仕事はまだまだたくさんあるはずです。

これからも幅広い経験を積み、将来的には全社のインフラやシステムを見渡したうえで青写真を描き、全体設計を行うITアーキテクトのような価値を発揮したいと考えています。アナログな業務が残っている状況だからこそ、新たなシステム設計をする際に全体最適を意識することが大切です。さまざまなプロジェクトを経験して、全社視点を磨いていきたいと思います。

梅津:社内SEは会社経営における裏方の役割だと思っています。さまざまな場面で解決手段になるITを使う立場として、「会社の参謀役」のような役割を担えることを目指したいです。

パーソルクロステクノロジーは、SIから機電系まで、幅広い事業領域をもつ会社です。その一つひとつの業務をしっかり理解し、ITで全社の課題解決をして、自分の力で新しい取り組みを実現できるキャリアを築いていきたいです。

取材・文=御代貴子/写真=舛元清香/編集=伊藤 駿(ノオト)

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