インフラエンジニアの隙間時間 Infrastructure Engineer's Spare Time

2026.06.22

Azure】[Azure Monitor] アラート機能(2/2)

はじめに

前回に引き続き、Azure Monitorのアラート機能について紹介します。

アラート動作の流れ

alerts.png

①ログ収集
②アラートルール設定
③アラート発報
④アクショングループ実行

③アラート発報

②で設定したアラートルールの条件を満たしたとき、アラートが上がります。
同時にアラートルールで設定していたアクショングループが実行されます。

アラート画面.JPG

※アクションを設定していない場合、アラートが上がっても通知が来ないのでAzure Monitorの画面で確認するまで気づけません

④アクショングループ実行

アクショングループ

アラートが上がったときに実行するアクションを定義したリソースです。
大きく、通知とアクションに分かれます。
1つのアクショングループで両方を構成できます。

  • 通知
     メールやSMS/音声通話によるアラートの通知を行います。
     1つのアクショングループで複数の通知先を構成できます。

メール通知価格.JPG

SMS価格.JPG

(メール安いですね)

  • アクション
     別のサービスと連携して様々なアクションをトリガーできます。
     1つのアクショングループで複数のアクションを構成できます。

 ・Azure Automation
 ・Azure Functions
 ・ITSM ※ITサービス管理システム(例: ServiceNow)
 ・イベントハブ
 ・ロジックアプリ
 ・Webhook

Azure Automationとロジックアプリは触ったことあるので、以下想像ですが
アラートをトリガーにして

  • Azure PowerShellによる管理操作(リソースの起動/停止など) →Azure Automation
  • (サードパーティ含む)別のサービスをキック →ロジックアプリ
    のように用途に合わせた使い分けが考えられると思います。
    他のサービスは使ったことがなく、いまいちピンときてません。。

(いまの現場では、Webhookを利用してAzure FunctionsにHTTPリクエストを送り、そこから外部の電話連携サービスを呼び出す、という少し複雑な?使われ方をしていました。
いちおう通知の方でも音声通話の選択肢があるのですが、構築当初はまだリージョンでサポートされていなかったのかも)

作成したアクショングループをテスト実行する機能もあります。
紐づけ先のアラートルールごとにどんな通知が飛んでくるのか確認できます。
アクショングループテスト.JPG

テストメール

アラートテストメール.JPG

アラート処理ルール

名前が紛らわしいのですが、アラート処理ルールというリソースもあります。
条件に従ってアラートルールの動作を上書きすることが可能で、
主にアラート発生時のアクショングループ実行を一時的に抑止したい場合などに利用されるようです。

またAzure Backupアラートなど、一部アクショングループを指定できないアラートがあるようで、アラート処理ルールを利用することでアクショングループを追加できるとのこと。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/alerts/alerts-processing-rules?tabs=portal#add-action-groups-to-all-alert-types

いまの現場では毎月のバージョンアップ実施日が決まっており必ず上がるアラートがあるので、一時的にアラート通知を抑止するため定期スケジュールでアラート処理ルールが設定されていました。
(アラートルールとアクショングループだけでもログ監視はできるのでアラート処理ルールは必須ではなく、あくまでオプション的な位置づけと考えられます)

おわりに

Azure Monitorのアラート機能について調べました。
気軽に集約したログを監視でき、通知などのアクションも作りこめば色々できそうだと思いました。

次はAzure Monitorエージェントについてまとめてみたいと思います。

以上

記事一覧に戻る