インフラエンジニアの隙間時間 Infrastructure Engineer's Spare Time
はじめに
前回に引き続き、Azure Monitorのアラート機能について紹介します。
アラート動作の流れ

①ログ収集
②アラートルール設定
③アラート発報
④アクショングループ実行
③アラート発報
②で設定したアラートルールの条件を満たしたとき、アラートが上がります。
同時にアラートルールで設定していたアクショングループが実行されます。

※アクションを設定していない場合、アラートが上がっても通知が来ないのでAzure Monitorの画面で確認するまで気づけません
④アクショングループ実行
アクショングループ
アラートが上がったときに実行するアクションを定義したリソースです。
大きく、通知とアクションに分かれます。
1つのアクショングループで両方を構成できます。
- 通知
メールやSMS/音声通話によるアラートの通知を行います。
1つのアクショングループで複数の通知先を構成できます。


(メール安いですね)
- アクション
別のサービスと連携して様々なアクションをトリガーできます。
1つのアクショングループで複数のアクションを構成できます。
・Azure Automation
・Azure Functions
・ITSM ※ITサービス管理システム(例: ServiceNow)
・イベントハブ
・ロジックアプリ
・Webhook
Azure Automationとロジックアプリは触ったことあるので、以下想像ですが
アラートをトリガーにして
- Azure PowerShellによる管理操作(リソースの起動/停止など) →Azure Automation
- (サードパーティ含む)別のサービスをキック →ロジックアプリ
のように用途に合わせた使い分けが考えられると思います。
他のサービスは使ったことがなく、いまいちピンときてません。。
(いまの現場では、Webhookを利用してAzure FunctionsにHTTPリクエストを送り、そこから外部の電話連携サービスを呼び出す、という少し複雑な?使われ方をしていました。
いちおう通知の方でも音声通話の選択肢があるのですが、構築当初はまだリージョンでサポートされていなかったのかも)
作成したアクショングループをテスト実行する機能もあります。
紐づけ先のアラートルールごとにどんな通知が飛んでくるのか確認できます。
テストメール

アラート処理ルール
名前が紛らわしいのですが、アラート処理ルールというリソースもあります。
条件に従ってアラートルールの動作を上書きすることが可能で、
主にアラート発生時のアクショングループ実行を一時的に抑止したい場合などに利用されるようです。
またAzure Backupアラートなど、一部アクショングループを指定できないアラートがあるようで、アラート処理ルールを利用することでアクショングループを追加できるとのこと。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/alerts/alerts-processing-rules?tabs=portal#add-action-groups-to-all-alert-types
いまの現場では毎月のバージョンアップ実施日が決まっており必ず上がるアラートがあるので、一時的にアラート通知を抑止するため定期スケジュールでアラート処理ルールが設定されていました。
(アラートルールとアクショングループだけでもログ監視はできるのでアラート処理ルールは必須ではなく、あくまでオプション的な位置づけと考えられます)
おわりに
Azure Monitorのアラート機能について調べました。
気軽に集約したログを監視でき、通知などのアクションも作りこめば色々できそうだと思いました。
次はAzure Monitorエージェントについてまとめてみたいと思います。
以上
