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パーソルクロステクノロジーに関するニュースについて紹介します。
~高速ビジョン技術と現場実装力を組み合わせ、製造現場の検査自動化・生産性向上へ~
パーソルクロステクノロジー株式会社(以下、当社)の米津 真之介(事業開発本部 新規事業開発部 シニアエキスパート)と東京大学大学院情報学環(生産技術研究所兼務)山川研究室 山川 雄司氏による共著論文「高速ビジョンシステムを用いた3次元高速振動追跡による鮮明画像取得」が、公益社団法人計測自動制御学会の2026年度学会賞(論文賞)を受賞しました。

(左)公益社団法人計測自動制御学会 第65期会長 安井 裕司氏
(中)パーソルクロステクノロジー 米津 真之介
(右)東京大学大学院情報学環(生産技術研究所兼務)山川研究室 山川 雄司氏
本賞は、科学技術分野において、学問・技術の発展に大きく寄与した論文の著者に対し贈呈されるものです。今回の選考では、対象となった2年間の掲載論文215件のうち71件が推薦され、厳正な選考を経てその中から9件が論文賞に選出されました。本受賞は、製造現場における精密外観検査の自動化・無人化につながる研究の学術的・技術的な成果が高く評価され、「システムインテグレーション」の分野で受賞したものです。
受賞概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 賞名 | 2026年度計測自動制御学会 学会賞(論文賞) |
受賞者 | パーソルクロステクノロジー株式会社 米津 真之介 東京大学大学院情報学環(生産技術研究所兼務)山川研究室 山川 雄司氏 |
| 授賞式 | 2026年9月16日 |
| 主催 | 公益社団法人 計測自動制御学会 |
| 論文名 | 高速ビジョンシステムを用いた3次元高速振動追跡による鮮明画像取得 |
受賞論文について
本論文は、東京大学大学院情報学環(生産技術研究所兼務)山川研究室との共同研究の成果として発表したものです。
製造現場の精密外観検査では、検査対象が高速で振動することによって画像にブレやピンボケが生じ、微細な傷や欠陥を正確に捉えることが難しくなるという課題があります。
本研究では、高速ビジョンシステムと高速オートフォーカス技術を組み合わせ、3次元的に高速振動する対象物を追跡しながら、鮮明な画像を取得する手法を提案しました。一般的な機器で発生する振動を超える悪条件下でも、高精度な画像を取得できることを示しており、精密外観検査の自動化・無人化を後押しする実用性の高い技術として評価されました。
研究成果を現場で使える技術へ
研究成果を製造現場に実装するには、画像処理技術だけでなく、検査対象や設置環境に応じた光学構成、機器の選定・設置、制御ソフトウェア開発、データ分析までを一体的に設計する必要があります。
実際の現場では、光量不足、機械を固定する治具の未整備など、事前の想定だけでは捉えきれない課題が発生します。当社では、高速ビジョン技術と組み込み制御領域で培った技術力を組み合わせ、発生する可能性のある課題と対応策を事前に検討したうえで現場検証を行い、伴走支援をしながら社会実装へ進めます。
またお客さまから提示された仕様に沿って開発するだけでなく、ソフトウェアの提案から現場検証、導入効果の試算・評価まで、一貫して支援できることも当社の強みです。
当社の研究開発への取り組み
当社は、自動運転、ロボティクス、AI・画像認識などの先端技術分野において、産学連携による研究開発を推進しています。今回の東京大学生産技術研究所 山川研究室との共同研究のほか、名古屋大学が設立した「Open SDV Initiative」への参画や、筑波大学との「つくばチャレンジ」への挑戦などを通じて、先端技術の実用化と社会実装に取り組んできました。学会発表や論文投稿による技術知見の発信に加え、研究成果と現場実装力を組み合わせ、お客さまの課題解決につながる技術・サービスの創出を進めています。
受賞者 パーソルクロステクノロジー 米津 真之介(事業開発本部 新規事業開発部 シニアエキスパート)コメント
このたび、研究成果を論文賞という形で評価いただけたことを大変光栄に思います。一方で、論文の発表や受賞はゴールではなく、社会実装に向けた第一歩だと考えています。当社には、研究で生まれた技術を、現場を知るエンジニアがお客さまの環境に合わせて形にしていく体制があります。研究と現場実装の両輪があるからこそ、技術を「現場で使える価値」としてお届けできると考えています。
今後は、高速ビジョン技術を製造現場に届け、圧倒的な生産性向上をもたらす価値を提供していきたいと考えています。技術の社会実装を通じて、労働人口の減少という社会課題の解決に貢献することが目標です。


当社は今後も研究活動および技術開発を推進し、学術界・産業界双方の発展に貢献するとともに、お客さまへの価値提供と社会課題の解決に取り組んでまいります。
●精密外観検査に関する詳細は下記をご覧ください
https://persol-xtech.co.jp/news/report/20260724-014525.html