PROJECT
STORY
06

グループシナジーの創出
業務効率化
で、まだ見ぬ答えに挑む!
PROJECT
MEMBER
プロジェクトメンバー

ITエンジニア
Airi.T
前職では金融業界で保守エンハンス開発および新規開発経験を積み、現在はBC-RIBBONの保守エンハンス開発業務に従事。

ITエンジニア
Aya.O
前職では不動産業界や電力業界等のWebアプリケーション開発を経験。
現在はBC-RIBBON機能移管プロジェクトのリーダーを務める。

ITエンジニア
Rino.I
大学ではメディア論や社会学の観点からSNSが社会に与える影響について研究。
現在はBC-RIBBONの保守エンハンス開発業務に従事。

ITエンジニア
Misa.H
パーソルグループ向けの開発・保守プロジェクトに参画。2024年4月からマーケティング基盤サービスグループのマネジャーに着任。
OUTLINE
概要コーポレートビジネスソリューション部は、パーソルホールディングスを主要顧客に持ち、グループ社員共通システムに対して様々な案件を推進しています。その中でも代表的なプロジェクトである、2015年から稼働している名刺管理システム「BC-RIBBON」、2021年10月にリリースされた営業支援システム「Genie」についてお伺いしました。
■名刺管理システム「BC-RIBBON」
BUSINESS CARD RIBBON の略称で、PERSOLグループ全体で名刺情報を共有することができる名刺管理システム。グループ内の名刺情報を集約することによるグループシナジー創出を目的とする。
■営業支援システム「Genie」
パーソルグループ内で活用されている営業員専用のWebアプリ。かつて複数存在していた営業員向けの情報管理システムを一元化し、営業員の情報収集プロセスを効率化。さらに、グループ横断での営業活動活性化と情報共有のための「DC(Diverse Connect/ダイバース コネクト、以下DC)制度」の利用を促進し、グループ全体でのクロスセルアップに貢献している。
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01
グループシナジーの創出×業務効率化
革新的なツールが生み出す
グループシナジーとグループ全体の業務改革パーソルホールディングスと共にグループ共通のシステム開発・保守を行うコーポレートビジネスソリューション部は、グループ社員のはたらく環境づくりにIT×業務の両面から貢献し、グループ社員の価値向上に貢献するエンジニアとして価値発揮する組織です。
その中のマーケティング基盤サービスグループは平均年齢29歳、約3割が女性という多様なメンバーで、営業支援システム「Genie」と名刺管理システム「BC-RIBBON」の開発を通じて、業務効率化の実現を目指しました。
「Genie」と「BC-RIBBON」の開発は、営業活動や業務の効率化を実現するために、革新的なアプローチを取ることを目的として始まりました。「Genie」は営業スタッフのデータ収集や報告書作成を自動化し、瞬時に必要な情報を引き出せるシステムを提供しています。また、「BC-RIBBON」は名刺情報をデータ化し、手動での入力作業を効率化、データの重複やミスを防ぐことができます。
これらのツールは、従来の手動による作業負担を大幅に削減し、業務の迅速化と精度向上をもたらしながらパーソルグループ全体でクロスセルを促進します。 -
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02
名刺管理システム「BC-RIBBON」
既存名刺管理システムの改善・保守運用
名刺管理システム「BC-RIBBON」のプロジェクトは、既存システムの保守運用および改善を目的としています。このシステムは2015年から稼働しているため、まずシステム設計およびこれまでの保守運用体制を見直し、標準化しながら改善を進めました。
一番の課題は、営業促進に繋がる名刺登録数をどのように増やしていくかでした。ユーザが登録するに至るまでの課題や登録した後のデータがエンドユーザに届くまでのフローを鑑みて、改善を進めていく難しさは、今でも印象に残っています。
具体的には、プロダクトの価値を最大化するためアジャイルチームを組成し、プロダクトの価値を最大化するためにチームに顧客も参画していただき、チーム全体でゴールを共有しました。グループ全体で利用するということで、UI/UXの優先度も高いためデザイナーも交えながらプロジェクトを推進し、ユーザの利用状況を見ながら日々機能を改善しています。現在はよりユーザビリティを上げるべく、「Genie」への機能移管を進めています。 -
03
営業支援システム「Genie」
営業支援システムの開発
一方、「Genie」は企画段階からパーソルホールディングスと共同で開発を進めた営業支援ツールです。導入前は複数の営業管理システムが混在していたため、必要な情報にすばやくアクセスできないという課題がありました。 と同時に、パーソルグループ各社で垣根を越えたクロスセルの機会をより拡大させていきたい、という意図のもと立ち上がりました。
このプロジェクトで最も難しかったのは、ユーザである営業員の方々のストーリーをしっかりと反映させながらシステム設計を行うことでした。営業員の方々が普段行っている業務、「何をしていて」「何が必要なのか」といった業務の詳細を、エンジニアがイメージするのは難しく、システム設計においてはその理解が非常に重要でした。
そのため、営業員が使いやすく、かつ売上に直結するような機能をどのように作るか、慎重に関係者の方々とストーリーを詰めていくことで、システム設計に反映することができました。 -
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04
プロジェクトの特徴
顧客との密接な関係によって生まれる
長期的な信頼と進化プロジェクトの特徴は、顧客との距離の近さにあります。システム開発・保守においても、顧客との緊密なコミュニケーションが不可欠でした。意見交換の場が多く設けられており、顧客の要望をただ聞くだけでなく、お互いの考えや業務の目線をしっかりすり合わせながら開発を進めています。開発の過程で「こうしたらもっと良くなる」という気づきも、迅速にお客様に共有して反応をもらうスピード感が、顧客との近さがあるからこそ実現できたものです。
さらに、プロジェクトでは長期的な顧客関係の構築も重要なポイントとなります。自分たちが開発したプロダクトをそのまま保守していく流れになるため、「作ったら終わり」ではなく、長期的に製品を見守り、進化させていく役割を担っています。この点が、単なる納品後のサポートにとどまらず、製品と顧客の成長をともに歩む姿勢を生んでいます。 -
05
プロジェクト成功の鍵
支え合いの文化が生み出す、チームワークと成長
プロジェクトを推進していくうえで、チーム内の雰囲気の良さ/チームワークは非常に重要な要素となっています。特に、私たちのチームには若手メンバーが多く、経験の面での課題もありましたが、仲間同士で協力して着実に得た技術を「自分のモノにしていく」という意識を持ったメンバーが集まっています。どのようにしてチームビルディングを進め、メンバー一人ひとりの成長を支えていくかを考えるのは大変でしたが、社内外のパートナーや他部署との密な連携を通じて、チーム全体が成長し続けられていると感じています。
意見を自由に出し合い、協力し合いながら課題を乗り越え、最良の方法を模索する文化が根付いており、常にサポートし合いながら仕事を進めることができました。このような支え合いの文化が、私たちのプロジェクト成功の鍵となっています。 -