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MATLAB®を用いたプラントモデルによる検証業務

導入に至ったきっかけ

車載ECUの新規開発のため、実機を用いないシミュレーション環境での検証も行いたいと考えておられました。モデルベース開発(MBD)の手法のなかでも、実機をそのままモデル化した「プラントモデル」導入に向けて、精度の高いプラントモデルを作成できないか検討されていました。

導入前に抱えていた課題

これまでプラントモデル開発を行ったことがなく、また、プラントモデル作成に必要な実車計測データも蓄積されておらず、データ計測の段階から依頼できる企業を探されていました。

導入後の活用例

MATLAB®を用いてプラントモデルを作成し、実験部によりエンジンベンチや実車での計測結果を反映させ、モデル精度を向上させました。まず、トランスミッションの油圧系プラントモデルを作成し、油圧や流量などの検証に活用しました。また、エンジン単体やトランスミッション単体のプラントモデルだけでなく、車両1台分の簡易プラントモデルを作成し、基本的な走行などの動作確認を実現しました。

プラントモデルとは?
プラントモデルとは、システム設計・開発に用いられる「シミュレーション対象である物理モデル」です。プラントモデルを使用することで、ECUからの出力信号に対し、実機での現象を反映した結果をECUへの入力とすることが可能であり、机上での実機相当の動作確認が可能です。

もたらした効果、達成した数値

実車両データの計測からプラントモデル作成までを一括で開発し、お客様の開発コストを大幅に削減できました。

当社の利点

当社には、設計部と実験部があり、エンジンベンチや実車での計測結果を反映することで、モデル精度の向上が可能です。

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