事例

エンジニア領域の様々な技術課題に
対応しています。

キーワードから探す

「ストレートコンバージョン」で95%まで自動変換、1年半の短期間・低コストでレガシーマイグレーション(株式会社東急コミュニティー 様)

※当サイトは2024年7月1日にパーソルプロセス&テクノロジー株式会社から移管されました。

膨大な資産を蓄積しているレガシーシステム。多くの企業はそのオープン化の手段とタイミングを模索しています。基幹システムのマイグレーションになるだけリスクが大きく、ビジネスの安定した存続に影響します。そこで、パーソルクロステクノロジーは「ストレートコンバージョン」を提案し、スピーディかつ低コストなマイグレーションサービスを展開してきました。

  • 活用ソリューション・サービス:マイグレーションサービス
  • 適用業務: 基幹システムのオープン化

【導入前の課題】
基幹システムがメインフレームで、システム運用保守のコスト削減

東急コミュニティー様は基幹システムにメインフレームを利用しており、その維持管理とハードウェアの老朽化対策が大きな課題となっていました。システムの更新時期になっていましたが、メインフレームのままでは激しく変化する経営環境への追随が困難。保守運用コストも同社の大きな負担でした。とはいえ、スクラッチ開発でオープン化するには、イニシャルコストがかかりすぎますし、品質へのリスクもあります。刷新にかける時間も多くは残されておらず、同社では早急な対策が求められていました。

【ソリューション】
信頼性で「ストレートコンバージョン」を採用

東急コミュニティー様は基幹システム刷新を数社に打診し、採用されたのがパーソルクロステクノロジーの提案した「ストレートコンバージョン」でした。COBOLからオープンCOBOLへ移行する専用ツールを利用することで、全プログラムの95%まで自動変換。コード変更がなく、人手もほとんど介在しないため、大幅なリスク低減が可能になります。さらに、テストに十分な時間をかけることで、システムの品質を維持できます。この高い信頼性を担保できることが「ストレートコンバージョン」採用の大きな理由でした。

【導入効果】
大幅にコストダウンしながら、わずか1年半でオープン化

「ストレートコンバージョン」はコーディング工程を自動化するため、大幅な構築期間短縮が可能。インフラ構築とテストに十分時間をかけることができます。東急コミュニティー様はわずか1年半でマイグレーションを実現しました。 メインフレームにかけていた高額な運用保守コストがなくなったのはもちろん、短期間なプロジェクトにより、システム構築コストの削減も実現しました。 また、基幹システムがオープン化されると、操作環境の変化に多くの現場オペレーターが抵抗を示すものです。しかし「ストレートコンバージョン」では従来の専用端末そのままの画面を再現し、システム移行のハードルを下げ、ユーザビリティの面での課題も解消しました。

新規開発の場合との工数比較

既存資産を再構築(新規開発)した場合

工程名称工数(人月)
1 開発計画50
2 基本計画84
3 基本設計125
4 詳細設計182
5 プログラム開発294
6 結合テスト182
7 総合テスト125
8 運用テスト84
合計1,126

オープン移行ツール利用(今回)の場合

工程名称工数(人月)
1 移行計画58.3
2 管理26.3
3 データ移行30
4 オープン移行157
5 新規開発16
6 ジョブネット作成30
7 各種テスト52
8 業務理解80
合計450

【成功のポイント】
実績ある移行ツールを採用し、テストに時間をかける

「ストレートコンバージョン」を実現する実績ある移行ツールを利用することで、スムーズなマイグレーションを実現しています。担当するエンジニアも豊富なノウハウと経験を持っており、スムーズな移行作業となりました。 基幹システムは重要な業務を担い、膨大な資産が蓄積されています。移行の失敗は決して許されません。そこで、テストに十分な時間をかけ、東急コミュニティー様の期待に応えています。

BEFORE

  • 運用担当者が限られ異動が困難
  • ハードウェアとシステムの運用に膨大なコストが必要
  • システムが硬直化しておりスピーディな変更が困難

AFTER

  • 人材の柔軟な再配置が可能
  • イニシャルコストの大幅な削減
  • 経営環境に即応した柔軟なITシステムを実現

この記事をシェアする

お急ぎの場合は、フリーダイヤル(0120-450-551
にてお問い合わせください。

【受付時間】9:00〜19:00(月〜金) ※土日祝祭日を除く