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プレスリリース
【調査結果】リモート派遣活用希望に企業-個人間で18pt差

パーソルテクノロジースタッフ
リモートワークでのエンジニア派遣を利用した法人調査

「新型コロナウイルス収束後のリモートワーク派遣活用」
企業-個人間で利用希望に18ポイントの差

成功のカギはコミュニケーション改善とリモート開始前の関係性構築

~約3割の企業が東京⇔北海道など遠方からのリモートによる出社なしでの派遣活用も可能~

総合人材サービスのパーソルグループでIT・ものづくりエンジニアの人材派遣を手掛けるパーソルテクノロジースタッフ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:正木 慎二、以下 パーソルテクノロジースタッフ)は、2020年4~6月に当社のエンジニア派遣を利用した企業担当者を対象に、リモートでの派遣活用に関するインターネット調査を行いました。

新型コロナウイルス感染拡大以降、「リモートワーク相談可」の派遣求人が2019年12月比で約8倍(2020年4月末日時点)に増加しているなど、企業側からのリモート派遣ニーズが非常に高まっています。実際にリモートでのエンジニア派遣(以下、リモート派遣)を活用した企業担当者に対して調査したところ、64%が今後もリモート派遣の活用を検討しているものの、実現に向けてさまざまな課題に直面していることが分かりました。

【調査結果サマリー】

1.リモートワークでの派遣エンジニア活用について、メリットは感じているが

さまざまな改善課題に直面しており、現状での「満足」は57%に留まる
感染リスク低減やワークライフバランス改善などのメリットを感じながらも、コミュニケーションや生産性などの課題に直面し、約4割は現状で満足できるレベルでの活用に至っていないと考えられる。

2.コロナ収束後もリモート派遣を活用したい企業担当者は64%(企業-個人間で18ポイント差) ルール策定の必要性や、就業後間もない派遣エンジニアのリモートの難しさなどが挙げられた

5月に行った派遣エンジニアへの調査と比較すると、企業担当者の方が今後のリモート派遣活用について慎重であることが分かった。「セキュリティ面、端末、光熱費、通信費などは検討が必要」や、「業務に慣れるまでは対面でのコミュニケーションが必須」など、派遣エンジニアが就業開始後に間もなくリモート派遣を利用するのは難しいと感じている担当者が多い。

3.64%の企業がリモートワークでの派遣活用を検討しているが、活用方針は企業により異なる

新型コロナウイルス感染拡大収束後も、リモートワーク派遣を活用したいと考えている企業は64%。しかし、活用方針は企業ごとに大きく異なり、多様なはたらき方実現や優秀な人材の確保に向けて「出勤ゼロも可能(59%)※(北海道⇔東京など遠方からのリモート派遣も可能(29%)・在宅勤務日数を問わない(30%)の合計」と考える企業担当者と、「週に2~3日は会社に出社すべき(44%)」と対面でのコミュニケーションを重視する企業担当者に分かれた。

<調査概要>

  • 調査期間:2020年6月18日~6月26日
  • 対象 :パーソルテクノロジースタッフのエンジニアが就業する東名阪の企業担当者をランダムに抽出。
  • 回答数:172件
  • 調査方法:インターネットによるアンケート回答方式

■調査

リモート就業する派遣エンジニアとのやり取りについては63%が「スムーズ」と回答。
しかし80%はリモートワークでの派遣利用開始後にコミュニケーションや労務管理などで困ったことがあった

リモートワークを行ってみた企業担当者のうち、現状に満足できているのは57%

57%の担当者がリモートワークでのエンジニア派遣を「満足」と回答したのに対し、43%は「どちらでもない~不満」と回答しました。

その理由としては、自宅のネットワークやマシン環境が社内環境よりも劣ることによる「生産性の低下」や、派遣エンジニアが就業してから日が浅い中でリモートワークを実施したケースでは「OJTや業務の引き継ぎの苦戦」や、就業状況が見えにくく「労務管理などが自己申告のみになってしまう」などが挙げられました。

64%が今後もリモートでのエンジニア派遣を活用したいと回答
個人調査よりも18ポイント低い結果となった

今後のリモートワークでのエンジニア派遣活用については、「社員の多様なはたらき方実現」や「優秀な人材の確保」、「コロナの第2波・3波に向けて」などの理由により64%の企業担当者が今後もリモートでのエンジニア派遣を活用したいと回答。5月に実施した派遣エンジニア向けの調査では82%が「利用したい」と回答したのに対し、18ポイント低い結果となりました。

「今後のはたらき方の可能性を感じた」「ワークライフバランスが改善した」などのメリットを感じてリモート派遣を活用したいと考える一方で、「セキュリティ面、端末、光熱費、通信費などは検討が必要」や「業務に慣れるまでは対面でのコミュニケーションが必須。業務を習熟した後はリモート活用が望ましい」など、実際に活用してみたことで直面したさまざまな課題の解消やルール・仕組みの策定など、活用に向けたさまざまな取り組みの必要性を感じているようです。

リモート派遣を成功させるために必要なのは「コミュニケーション改善」
リモートワーク開始前にも一定のコミュニケーション期間が必要

「リモート派遣を成功させるために必要だと感じること」については、約半数の企業担当者が「コミュニケーション改善」と回答しました。また、ルールや環境整備、モチベーションに次いで多く挙げられたのが「就業後、日の浅いエンジニアとの関係性」について。「就業後、間もなくリモートになったため、仕事の引き継ぎが不十分だった」「リモートでの教育やOJTが難しかった」「人柄を把握できておらず、指示がしにくかった」などの理由から、リモートワークに入る前のコミュニケーションを重視している担当者が多いことが分かりました。

「出社日数を問わない」または「週5日」のフルリモートでの就業も可能と回答した企業の合計は33%
北海道⇔東京などの遠方からのリモートワークについても29%が可能と回答

「派遣社員の在宅勤務日数について週何日程度が適切か」「フルリモートが可能な場合、遠隔地からの就業は可能か」についてもアンケートを行いました。必要な人材の確保や、計画通りの業務遂行ができるのであれば、出社日数については「問わない(30%)」と、対面でのコミュニケーションを重視し、「週に2~3日は会社に出社すべき(44%※2項目の合計)」と考える企業があることが分かりました。

また、必要な人材の確保や、計画通りの業務遂行ができるのであれば、会社への出社日数を問わず、遠隔からのリモートも可能だと考える企業担当者が約3割いることが分かりました。介護や子育て、家業のサポートなどさまざまな理由で、地元からの就業やフルリモート勤務を実現したいと考えるエンジニアにとって、今後のはたらき方の選択肢の幅を広げることができるかもしれません。

パーソルテクノロジースタッフでは、さまざまな観点からエンジニアのはたらき方支援を行っています。今後、個人・企業ともにますますニーズが高まっていくと考えられるリモート派遣の実現に向けて、これまでのリモート派遣の実績を活かし、リモート派遣の導入~就業までの支援を推進してまいります。


パーソルテクノロジースタッフ株式会社について

https://persol-tech-s.co.jp/

パーソルテクノロジースタッフ株式会社は、IT・ものづくりエンジニアの人材派遣サービスを提供しています。テンプスタッフ・テクノロジーとインテリジェンス派遣部門の経営統合により、2017年1月よりパーソルテクノロジースタッフ株式会社へ社名変更。グループの総力をあげて、労働・雇用の課題の解決を目指します。

「PERSOL(パーソル)」について

https://www.persol-group.co.jp/

パーソルグループは、「はたらいて、笑おう。」をグループビジョンに、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」をはじめ、ITアウトソーシングや設計開発など、人と組織にかかわる多様なサービスを展開しています。
また、人材サービスとテクノロジーの融合による、次世代のイノベーション開発にも取り組んでおり、市場価値を見いだす転職サービス「ミイダス」、ITイベント情報サイトおよびイベント&コミュニティスペース「TECH PLAY」、オープンイノベーションプラットフォーム「eiicon」、クラウド型モバイルPOSシステム「POS+ (ポスタス)」などのサービスも展開しています。

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