Microsoft Azureの料金を計算してコスト削減!計算ツールの手順と費用の最適化について
この記事では、Microsoft Azure(マイクロソフト・アジュール)の料金計算ツールの使い方や注意点、実際にコストを削減した事例を分かりやすく解説します。

目次
パーソルクロステクノロジーのAzureコスト最適化ソリューションは、Azure環境を分析し、豊富なノウハウでコスト削減を迅速に実行・支援します。
コスト増加要因の特定や削減方法に課題をお持ちのお客さまは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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Microsoft Azureの料金計算をするとコスト削減ができる?
結論からいうと、Microsoft Azureの料金計算を行うと、コスト削減につながる可能性が十分にあります。パーソルクロステクノロジーでは実際に月200万円以上のコスト削減を達成した実績があり、支援した企業の約90%が「コスト削減の可能性がある」と回答しています。
出典:【月200万超の削減実績】Azureコスト削減はパーソルへ
クラウド化が進む中、新しいサービスの追加によりコスト構造が複雑化したことで、何にいくらかかっているかを把握できなくなるケースは少なくありません。実際、企業担当者からは以下のようなお悩みの声がよく聞かれます。
- コスト分析をする時間が割けない
- コストの増加要因を特定できない
- コストを削減する手段が分からない
これらの課題を解決する第一歩として、料金計算ツールで現状を把握・分析し、最適化されたコスト削減プランを進めましょう。
Microsoft Azureの料金を料金計算ツールで算出する方法
Microsoft Azureの料金計算ツールでの算出には、自社で算出する方法と導入支援企業に依頼する方法があります。
自社で利用する場合、Microsoft社からオフィシャルで提供されている料金計算ツールを使う方法が有効です。ログイン後、必要なサービスやスペック、リージョンを設定すれば概算コストを把握でき、分析やコスト最適化の計画に役立ちます。
パーソルクロステクノロジーでも、Microsoft Azureのコスト削減額を試算できる無料シミュレーターを提供しています。月額費用や定期運用の回数を入力すると、わずか4ステップで年間の削減可能額が算出されます。結果を見るためにメールアドレスなどを登録する必要はなく、その場ですぐに確認可能です。
しかし、上記の方法の場合、「選択項目が多くて迷う」「コストを抑えると制限が増えそう」といった不安の声が寄せられることも少なくありません。そういった課題を解決するためには、導入支援企業にコスト構造の分析やコストの最適化・削減、オペレーションまで支援してもらうのがおすすめです。専門家に依頼することで、必要なサービスの絞り込みから移行作業までの負荷を大幅に減らし、安全かつ効率的に導入を進められます。
Microsoft Azureについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
【事例付き】Microsoft Azure(アジュール)とは?メリットやデメリット、導入支援についてわかりやすく解説
Azureの料金計算ツールの使用手順

Azureの導入コストを把握するためには、企業の規模や利用目的に併せて必要なサービスやストレージを選ぶ必要があります。ここでは、Azureの料金計算ツールの使用手順を7段階に分けて解説します。
①サービスを選ぶ
まずは見積もりを希望するサービスを選択してください。Azureのトップページにアクセスするとサービスが一覧で表示されるので、見積もりしたいサービスを選びます。一覧から見つからない場合、「検索」からキーワードを入力すれば絞り込めます。
②料金を日本円に設定する
Azureの初期設定はドル表示になっています。画面右下の「通貨」の選択肢からドル→円にすると、日本円で金額が表示されます。日本円への変更は必須ではありませんが、社内の見積書作成やコスト分析をする際、日本円表記のほうが分かりやすく、誤差や計算ミスの防止に有効です。
③リージョンなどを設定する
料金表示と一緒に、リージョン(地域)やオペレーティングシステム(OS)の設定もご確認ください。
リージョン(地域)とは、Azureのデータセンターが設置される場所のことです。Microsoft Azureは世界60カ所以上に設置されており、料金や精度が異なります。レイテンシーを抑えて安定した通信速度を確保するためにも、最も近いリージョンを選んでください。
オペレーティングシステム(OS)は、Windows・Linuxのいずれかを選択します。
④オプションを選ぶ
Azureでは、利用量に応じて金額が決まる従量課金制か、事前に決めた使用年数に対する費用を一括払いするリザーブドインスタンスを選択できます。多くの企業が従量課金制を採用していますが、長期的に利用する計画があれば、リザーブドインスタンスを利用することで従量課金制よりも低価格でサービスを利用できます。
また、OSライセンスの持ち込み(Azure Hybrid Benefit)の有無を設定することも可能です。ライセンスを保有していれば大幅なコスト削減になります。
⑤Managed Diskの情報などを設定する
続いて、選択したサービスを運用するために必要なストレージ関連の設定をしてください。主に確認すべきポイントは以下のとおりです。
- Managed Disk(マネージドディスク):種類、容量、台数などを選択する
- ストレージトランザクション:想定されるアクセス頻度に近い数値を入力する
- 帯域幅(ネットワーク通信量):月間のアウトバウンド通信量を予測して設定する
Managed Disk(マネージドディスク)の種類はコストと精度に大きく影響する項目であり、性能が高いほどコストが高くなるのが一般的です。
ストレージトランザクションと帯域幅は、回数・通信量でコストが変動します。よって、予測した回数・通信量に余裕を持たせて設定すると、運用時の請求額が見積もりを上回るリスクを避けられます。
⑥サポートを設定する
Azureでは、利用者向けに4種類のサポートプランを提供しています。(2025年12月現在)
| Basic | Developer | Standard | Professional Direct | |
|---|---|---|---|---|
| 料金 | 無料 | USD $29/1カ月 | USD $100/1カ月 | USD $1,000/1カ月 |
| 対応スピード | - | 重大度C:8営業時間内 | 重大度C:8営業時間内 重大度B:4時間以内 重大度A:1時間以内 | 重大度C:4営業時間内 重大度B:2時間以内 重大度A:1時間以内 |
| 技術支援 | - | Microsoft Q&A上で優先的に応答 | 24時間年中無休 | 24時間年中無休 |
| アーキテクチャサポート | - | 一般的なガイダンス | 一般的なガイダンス | ProDirectデリバリーマネージャーのプールからのガイダンス |
出典:Microsoft Azure「Azure サポート プランの比較」
無料のBasicプランでも、管理サポートや24時間年中無休のセルフヘルプリソースが利用可能です。ただし、運用サポートやトレーニング、事前対応型ガイダンスなどのサポートを希望する場合は、支援が充実している有料プランへの加入が必要となります。
⑦ライセンスプログラムを選ぶ
最後に、ライセンスプログラムを選択します。ライセンスのプログラムの種類としては以下のようなものがあります。
- MCA:マイクロソフト顧客契約
- MOSA:マイクロソフトオンラインサブスクリプション契約
- EA:商用ライセンス
選択肢の中から該当するライセンスプログラムを設定すると、算出した見積もり金額が表示されます。
Azureの料金計算における注意点
Azureの料金はサービスや使用量に応じて変動するため、正確な見積もりを知るためには押さえるべきポイントがあります。ここでは、Azureのコスト計算における注意点を3つ解説します。
要件を確認する
Azureは自由度が高い反面、サービスやストレージ、オプションなどを盛り込みすぎると費用が膨らみやすいため、事前に要件を整理することが重要です。
要件整理で考慮すべき項目は以下のとおりです。
- 現在使用するサーバーの台数・スペック・容量
- Azureを導入する目的・利用用途
- 予算(初期費用・ランニングコスト)
こうした要件を整理することで無駄を削ぎ落としたアーキテクチャが完成し、自由度が高いゆえに発生する過剰コストを避けられます。
ただし、予算を抑えることを優先しすぎると、制限やスペック不足で精度が落ちる原因となるため注意が必要です。システム状況を正確に把握したうえで必要な機能やストレージを検討しましょう。
Azureの料金体系を理解する
Azureは、サービスの使用量に応じて料金が変動する従量課金制を採用しています。具体的には以下のような要素で変動があります。
- 仮想マシン:サイズと利用時間
- ストレージ:保存データ量
- ネットワーク:Azure環境からのダウンロード量
- データベース:サイズと利用料
サービスやストレージなどを設定する際には、多すぎたり少なすぎたりしないよう、自社の規模や利用目的に合わせることが重要です。長期的な利用を検討している場合は、節約プランや予約インスタンスなどを利用すれば大幅割引を受けられる可能性があります。
基本的な料金体系を正しく理解し、効率的な運用を実現しましょう。
自動スケーリング機能を使用する
Azureの自動スケーリング機能を利用すれば、アクセスが集中するピーク時にリソースを自動追加し、それ以外のタイミングでリソースを自動削減できます。
ピーク時を基準に見積もりを出すと過剰にリソースが備わるため、必然的に月額料金が高くなります。その点、アクセス量に応じてリアルタイムでスケール調整を行えば、ピーク時と通常時の変動を前提としたパフォーマンス維持とコスト最適化の両立が可能です。
Azureの料金を最適化するポイント
Azureは柔軟な設計に適している一方、運用次第では不要なコストが発生してしまう可能性もあります。ここでは、Azureのコストを最適化するポイントについて解説します。
月1回のコスト確認を実施する
Azureは従量課金制のため、リソース追加や設定変更によって想定以上のコストが発生することがあります。そのため、最低でも月1回はコスト状況を確認し、不要なリソースや停止忘れがないかチェックしましょう。「Azure Cost Management」を活用すれば、サービスごとの使用量やコストの増減を把握でき、無駄な支出の早期発見につながります。
割引サービス(RI)を利用する
「Azure Reserved Virtual Machine Instances(RI)」は、Azureのリソースを1年または3年の期間で事前予約することで、従量課金よりも割引価格で利用できるサービスです。長期間稼働する仮想マシンなどに適用すると、通常料金と比較して大幅なコスト削減が期待できます。ただし、利用率が低い場合は逆にコストが増える可能性もあるため、稼働状況を分析した上で導入しましょう。
出典:Microsoft Azure「Azure Reserved Virtual Machine Instances」
使わないリソースは削減する
Azureでは、検証環境の仮想マシン(VM)やストレージなどのリソースが削除されないまま残り、不要なコストが発生するケースが少なくありません。特に、検証後に停止や削除を忘れたVMや、VM削除時に残ったディスクなどは見落とされやすいです。定期的にリソースの棚卸しを行い、利用していないものを停止・削除することで、無駄なコストの発生を防げます。
Azureの料金を削減する専門サービスとは?
Azureは自由度の高い従量課金制を採用しているため、構成次第で過剰なリソースが生じ、コストが増加するケースも珍しくありません。その点、技術力と実績が豊富な専門家にサポートを依頼すれば、現場のコスト分析と最適化されたオペレーションの提案が受けられます。
パーソルクロステクノロジーでは、Azure環境の最適化によって、クラウド全体のコスト削減を実現します。支援内容は以下の通りです。
| 支援内容 | |
|---|---|
| Azureコスト最適化ソリューション |
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パーソルクロステクノロジーは、Microsoft公認のオフィシャルパートナーとして5年連続で「ジャパン・パートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、確かな実績を誇ります。「クラウド環境が複雑になってコスト分析ができない」「何から手をつければよいか分からない」といった悩みに対して、丁寧にご説明しながらコスト削減を支援します。
サービス:Azureコスト最適化ソリューション
Azureの料金を大幅に削減した事例
最後に、Azure料金の削減に成功した事例をご紹介します。
エイベックス株式会社
エイベックス株式会社様では、ランニングコストが右肩上がりで増加し、月額約800万円に膨らんだタイミングで、コスト最適化のご依頼をいただきました。
アセスメントの結果、社内システムからエンドユーザー向けサービスまで、多用途でAzureを活用されており、1,400を超えるリソース(約150台の仮想マシンを含む)を複数部署で運用していることがコスト高騰の原因と判明しました。そこでパーソルクロステクノロジーが伴走し、リソースの棚卸、サイズの適正化、不要リソースの停止など、オリジナルの改善プランを実施しました。
その結果、Azure料金の高騰が続く状況下でも、全体消費量の約25%に相当する月額200万円のコスト削減を実現しました。
事例:月額約200万円削減、Microsoft Azureのコストを最適化(エイベックス株式会社 様)
ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社
ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社様では、脱データセンターを掲げ、クラウドシフトを推進しています。しかし、Microsoft Azureのコスト増大が課題となったため、パーソルクロステクノロジーの「Azureコスト最適化ソリューション」を導入することになりました。
2025年8月から約1ヵ月間のアセスメントを行い、削減の可能性を洗い出しました。同年12月から約2.5ヵ月間で実施フェーズに入り、不要なバックアップデータの削除やリソースサイズの最適化、RIの見直しに取り組みました。
その結果、月額約170万円、年間約2,000万円のコスト削減を達成しました。さらに今回の知見を活かすことで、従来の年間8%程度のコスト上昇率を、6%程度に抑えられると見込んでいます。
事例:「コスト削減だけでなく、今後の知見も獲得」――Azureコスト最適化ソリューションで月額約170万円のコスト削減を実現(ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社さま)
Azureの料金最適化で投資効果を最大化しよう
Azureは自由度の高い設計ができる一方、必要以上の機能やストレージを搭載してしまうことが多く、過剰コストの原因となります。料金計算ツールで概算コストを算出できますが、要件や料金体系への理解が欠かせないため、確かなコスト削減を目指すのであれば専門家に依頼するのが有効です。
パーソルクロステクノロジーでは、Azureコスト最適化ソリューションをご提供しています。クラウドのコスト削減に関する資格であるFinOps Certified Practitionerを保有するエンジニアがシステムの相関関係を丁寧に分析し、最適な削減プランを提案します。まずはお気軽にお問い合わせ・ご相談ください。
サービス:Azureコスト最適化ソリューション
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